晴れ時々工事日記

日々の工事について瓦について、会社について綴ります。

太陽光発電

もう数年前になるでしょうか。

太陽光発電バブルと言っていい現象が起きていました。

その以前より弊社も太陽光発電パネルの設置工事をしていた関係上、当時はものすごく設置依頼がありました。

毎日パネルをつけていました。

 

そのバブルも終了し、あれほどあった設置工事は大幅に減りました。

それでも新築にはまだまだ設置工事をさせていただいています。

 

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これはシャープの支持瓦工法です。

瓦の代わりにアルミ製の瓦を設置します。

その架台にパネルを設置するとこうなります。

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瓦の下

これは葺き替え途中の風景です。

 

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既存の瓦を剥ぎ、新しい防水用ルーフィングを施工し、瓦を留めるための桟木という木材を施工します。

その後、瓦の寸歩で墨をつけて瓦を屋根の上にあげます。そして瓦を葺いていきます。瓦の左上に空いている穴を使用し、ステンレスの釘で留めていきます。

すべての瓦を釘で留めるのですが、瓦自体も桟木に引っかかってたり、瓦同士がお互いに浮かないように干渉しあったりしてまして、飛ぶようなことはありません。

大昔はこの桟木はなく、釘で留めることもなく、土のみで固定している感じでした。なので、瓦がずれたりしている古い家もあるのですが、今はそんなことはありません。

釉薬瓦

これは葺き替え終了時の写真です。

この瓦は、鶴弥のエース(銀鱗)という商品です。和形の釉薬瓦です。

(和形:ザ瓦な形です。釉薬瓦:粘土に釉薬をかけて高温で焼成しています。)

 

株式会社鶴弥は愛知県の瓦メーカーで、おそらく日本で一番大きな瓦メーカーです。この愛知県は三州瓦として広く知られていまして、日本の瓦三大産地の1つで最も大きな産地となっています。

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以前は、塗装が必要なセメント瓦でしたが、釉薬瓦にすることによって塗装することはもうありません。

ちなみに棟ですが、こういった屋根はのしを積んだ高い棟を想像してしまいますが、

こちらは7寸丸という丸瓦で納めています。

それによりコストダウンもできます。

葺き替えの場合、特にこだわりがなければこちらにすることもよくあります。

ROOGA

この瓦、大手建材メーカーKMEWが誇る軽量屋根材です。

一見日本瓦のようですが、素材は全く違います。

くわしくはHPをご参照ください。

KMEW ケイミュー株式会社(屋根・外壁・雨とい)|屋根材|基本性能

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いわゆる瓦と言われるものの約半分の重さでしょうか。

とても軽いです。

その上、とても丈夫でたたいても割れません。

 

最近はいろいろな屋根材があります。

それぞれ特徴がありますので、お客様のご要望に合わせた屋根材をご提案させていただきます。

セメント瓦の雨漏り

 ここ西条市には非常に多い瓦。セメント瓦です。この辺ではS型スレートと言いますが、正式名称は厚型スレートです。

この瓦、40年ほど前非常に多く葺かれました。

その頃の瓦がちょうど修理の時期に来ています。葺き替え工事もこの瓦からの葺き替えがとても多いです。

葺き替えはちょっと、という場合は、雨漏りしている箇所のみ修理します。

 

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瓦を剥がすとこんな感じです。

だいたいどこもこんな感じです。

防水用のルーフィングが劣化し、意味をなしていません。

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野地板を掃除して、新しいルーフィングを施工します。

そして、雨漏りの原因でもある瓦のホコリ等を1枚1枚掃除して葺き直します。

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これで、この個所の雨漏りは止まります。